善良な市民/黒チン野郎・チキン&メンチのblog

※特にテーマのない個人ブログです。最低でも週一の更新を目指すつもりです、一応。

【兼好さんがやって来る、ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

◎第117回ロゼ寄席/三遊亭兼好 独演会/富士ロゼシアター・小ホール

28歳、既婚で二人の子持ちの時、三遊亭好楽に入門したそうです。その後10年で真打昇進ですから、才能と努力の人なのでしょう。CDやユーチューブでは何度もその軽妙な落語を拝聴していますが、実際の高座を見るのは初めてです。
参議院選挙翌日のマンデーナイトということも影響したのか、キャパ330名の会場は6割くらいの入りでチョット寂しい。

しかし、そこはまくらに定評がある兼好さん、

ここへ来させて頂くのは二度目ですが、二度目というのは丁度いいんですよ。初めての場所というのは、やはり不安がありますが、一度来て分かっていると大変やりやすい。
この会場は大きさも丁度いいし、音響も非常に良い。また座席も素晴らしいじゃないですか、病院の待合室みたいで。(笑)
今日はお客さんの入り具合も丁度いい。落語なんてね、ギュウギュウな所で見るもんじゃありません。このくらいの余裕があるのがいいんですよ。みなさんが丁度荷物を置ける。(爆笑)

まず前座は「三遊亭しゅりけん」さんで、演目は「寄合酒」でした。三番弟子だそうです。名前を決める時、兼好師匠から「しゅりけん」と「せっけん」の2択と言われたそうです。「じゃんけん」というお弟子さんもいるようですが、あとは「何けん」がいるのでしょうか。

兼好師匠の演目は、「天災」と、仲入り休憩を挟んで「締め込み」の2席でした。どちらも私は初めて聞くお話で、とても得した気分。2席ともまくらで十分に笑わせ、場を和ませてからネタに入るという形でした。